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2.好かれると、好きになる

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•単位形成の効果

強制デートでも楽しい

強制デートという心理学の実験があります。強制といっても、強制収容等の実験よりは、いくぶん楽しげな感じがします。 実験者は、若い学生男女が集まった部屋で、次のように説明します。

「私達は恋愛の発展過程について研究しています。今度の実験では、皆さんにこちらで決めたデートの相手と5週間(あるいは一週間)つきあってもらおうと思います。 その間は他の人とのデートは許されません。参加していただけるでしょうか」

”強制”にもかかわらず学生達は興味を持ち、全員が、参加に同意しました。そこで、一人一人に、具体的な相手の人と、その人と5週間つきあうか一週間つきあうかを知らせました。 その後、「その相手の人が、ある討議に参加しているときのビデオがあるので、それをみるように」といわれます。そのビデオは5人でディスカッションしている内容ですが、一回に一人の人しか 見られないようになっており、学生は自由に自分の好きな人を選んで、モニタリングするように言われます。ビデオを見終わると 、被験者は、決められたデートの相手について、第一印象や好意度について質問を受け実験は終わりました。ビデオをみている間、実験者は、被験者が自分のデート相手をどのくらい長くみているかを調べました。その結果、 一週間つきあうと言われた人よりも、5週間デートするようにいわれた人の方が、自分のデート相手をより多くみていることがわかりました。

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•恋人形成の諸要因

彼好みのタイプじゃなくても大丈夫

学生達に理想のタイプを聞くと色々な答えが返ってきます。男子学生の答えをみますと、その中には 「髪の長い子」「目のぱっちりした女の子」「スタイルのいい娘」など、身体的特徴がかなり多くでてきます。 一方女子学生の答えは、以前は、「優しい人」「男らしい人」など抽象的な表現が多く、身体的な特徴や具体的な要求は抑えられていました。 しかし、最近では、むしろ女子学生の方が、はっきりと身体的、物質的な特徴を恋人の条件として表現します。 身長は175cm以上の人、車を持っている人、髪型の要求などかなり多いのです。このような理想の恋人のタイプを聞くと、理想に合っている人は自信を 深めるかも知れませんが、そうでない人は、参ってしまいます。「私は髪が薄いから、誰からも好かれない」「自分は175cmないから恋人ができないんだ」と 心が沈んでしまいそうになる人も大勢いると思います。 しかし、実は理想のタイプでないからといって、あまりがっかりしたり、失望することはないのです。というのは、そんな理想に合った人は 世の中にそうはいないのです。それだけではなく、実際のカップルは、そんな理想と関係なく、恋をしているからなのです。

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•好意の互恵性(ごけいせい)

告白されると好きになる

「本当は、他に好きな人がいたんですけど、彼から、好きだと告白されたので…」
「いつも誘いを断ってばかりいましたので、一度くらいつきあわないと悪いと思ってつきあったのですが、それをきっかけに好きになってしまいました」
と恋人になったきっかけを説明されるときによく聞きますね。このような話を聞くと、女性は恋愛のプロポーズにおいては受けてであり、 自分の方から言い出しにくい。そこで、男性が主導する形になることが多いと思われがちです。しかし、実際には、女性の方が、積極的に プロポーズするケースが最近では目立っているようです。 女性のプロポーズは本来、女性は受身という考えが男性の方にありますから、その分、思いあやまっての行為ととられ、男性に対して衝撃を与えるのです。 「いやぁ、彼女のほうから言われまして、私も嫌いではなかったので…」「彼女のいちずさに負けましたよ」と頭をかきながら話す男性は少なくないです。 いずれにしてもこれからの例は、男性も女性も、本来は特別な好意を持っていない相手から、好意を示され、愛を告白されると、その人が好きになることを示しています。 この関係を対人心理学では好意の互恵性と読んでます。つまり、人は、自分を好きな人を好きになる、という関係です。好意には、このような互恵性が本当にあるかどうか、 心理学者は実験で確かめています。

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•好意の互恵性の理由

なぜ自分を好きな人が好きか

 なぜ人は、自分が好きな人にも増して、自分を好きな人を好きになるのでしょうか。 それは、人は、誰か他の人から好かれたいという気持ちが非情に強いからです。 「あの人あなたのことが好きらしいよ」といったことを友人から聞かされて、いやな気持ちがする人は いないでしょう。表面上は、軽くうけながしていても、内心では喜びがわき上がってくるのを覚えるでしょう。 その人のことが好きであるかどうかが、その時点では関係ありません。自分が好かれていることが嬉しいのです。

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•職場の好意互恵性

怖い上司の胸の内

 好意を示せば、本当に相手の人は好きになってくれますか。好意の互恵性について説明したあと、 質問されました。いかにも真面目そうな学生が真剣な目でいいますので、私は質問というより、問い詰められてる感じで、 ちょっと返答に困ってしまいました。たぶん最近好きになった女の子、それもまだ片思いの人でもいるのでしょうか。

 確かに、好意には互恵性がありますが、好き嫌いはそれだけで決まるわけではありません。特に恋愛においていろんな制限が入ってきます。 恋愛や結婚の相手は一人ですので、愛情を示されたからといって、全ての人に愛情を返すわけにはいかない。他に恋人がいる人もいます。 そんな場合は、もちろん愛情を返すわけにはいきませんし、返そうともしないでしょう。だから、恋愛の場合、互恵性といっても、相手に 恋人のいないときなど、いくつかの条件がつきます。恋人は多ければ多いほどいい、というわけにはいかないでしょうが、友人は多ければ多いほど いいといえましょう。また、親しい先輩や後輩も多いにこしたことはありません。恋人の輪は広がりませんが、友人の輪は広がります。 その意味で、互恵性の法則は、恋愛関係よりも友人関係や上司ー部下の人間関係に、より広く適用されると考えられます。 最近は職場がOA化し、同じ職場の人間同士でも、なかなか腹をわって話す機会がなく、関係が薄くなってきています。 そのため、「自分は、上司から嫌われているのではないか」と内心不安に悩み、しかもその不安を取り除く機械がなく、うつうつとしているといった 状態のサラリーマンが多いようです。そんなヤングにとっては、上司はすでに大人で同じような不安などもっているとは思えないでしょう。 しかし、その大人もまた同じような悩みを持っています。

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•部下への好意

「トスバッティングやらないか」の一言

元プロ野球選手の門田光博選手は、1988年5月憧れの人、長嶋茂雄氏の通算ホームラン数 を超えました。長嶋を目標にして野球をしてきた門田にとっては、野球人生の最良の日となり、その感激インタビューに 答えていました。 門田独特のゆっくりとしたしゃべりの中で、なぜ長嶋を目標としたのか、そのエピソードを話していました。門田が南海に 入団し、新人だった年、オール日本に選ばれ、長嶋と一緒に試合をしたときのことです。長嶋の方はもう超一流プレイヤーでした。 試合前、長嶋は、「ちょっとトスバッティングやらないか」と門田に声をかけたそうです。 長嶋の方は、たぶん特別の意識はなく、そこに新人がいたので、ちょっと声をかけただけだったと思います。 しかし、門田にとっては、その一言が、強い衝撃となったのです。あの長嶋さんが自分に声をかけてくれた。という感激です。 以来その長嶋を目標に長嶋の打ったホームラン数を目標に、傷を克服し、40過ぎても球界の大ベテランとして活躍しているのです。

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•自己開示と好意

私は今孤独なんです

 アメリカ大陸を西から東へ移動するときは、いくら朝早くでかけても、たちまち夜になってしまいます。 大陸が広く、飛行機でも時間がかかる上に、時差が3時間もあるからです。 シアトルを発つときには、ボストン空港についたら、空港の待合室をゆっくりみて回ろう、と思っていたのですが、時差の上に 飛行機は大幅に遅れ、空港についたら真夜中でした。仕方ない、空港はボストンを発つときゆっくりみよう。と宿にタクシーを とばしました。ところが出発するときもあわただしく、ついにボストン空港の待合室をゆっくりみることができませんでした。なんとも残念でした。 といっても、そこの待合室が特別のものではありません。いずれ、ふつうのロビーに決まっています。では、なぜボストン空港の待合室をそんなにみたかったか、と いうと、この待合室は、対人心理学の自己開示の実験が行なわれた場所だからです。

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•嫌悪の相互性とブーメラン効果

あなたを嫌いな人を好きになれますか

あなたを嫌いな人を好きになれますか、と聞かれたらどう答えますか。大抵の人は、「それはちょっとー…」と言葉をにごすに違いありません。 よほどできた人でも、嫌われているのがわかっている場合、その相手の人に好意をもつことはできないでしょう。また、 「どうも、あの人、私のことを好きでないようだね」というときは、その人は決して相手の人を好きではありません。 これは好意の互恵性の逆で、嫌悪の応報性を示しています。好意の互恵性についての説明ですと、 「ほんとに相手の人に好意を示せば、相手の人は好いてくれるでしょうか」と半信半疑で、好意を示すことが、 骨折り損のくたびれもうけにならないかと、不安の人も少なくないのです。 しかし、反対に嫌悪の応報性について話すと「なるほど、確かに」と納得します。好意や嫌悪という対人的感情が いかに、相互応報的なものか、これらの例でわかると思います、心理学ではこれをリシブロシティと読んでいます。

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